白金堝溶融の概要
特徴
@白金堝溶融は、粘土堝などに比べ異物混入が無く非常にクリーンな硝子溶融に使用します
A板硝子・瓶などの一般向けではなく、一部特殊硝子の溶融に欠かせないものとなっています
B溶融温度 1,600℃程度までの高温溶融が可能です
- 原料の選択
- 硝子の主原料である二酸化ケイ素だけでも種類は多岐にわたり自然原料から精製品・特級試薬まで純度・不純物の差異があります。原料は、各社より非常に多くの種類が供給されています。特に白金堝は、高品位・特殊用途などに非常に有効になります。 *使用する成分によって、使えない場合もあります。ご相談ください。
- 原料の混合
- 混合作業は、硝子溶融の始まりであり次ぎの溶融工程に影響を与えます。手調合から機械を使った・Vミキサー・ナウター・リボンブレンダー等があり、ボールミル調合まで用途に合わせた選択が必要となります。
- 溶融工程
- 原料・組成に合わせた適切で高度な温度管理が重要です。過度な溶融は、当初設計した硝子組成から大きくズレる場合も想定され、各種要因を適切にコントロールする事が難しく、重要な技術となります。赤川硬質硝子では、電気炉をプログラムコントロールする事で最適な条件で溶融いたします。
- 流し出し作業
- 硝子の粘性を考慮に入れ、インゴットの作成・水砕・フレークなどお客様のご要望に合った硝子を作成したします。硝子細管・ムク棒など可能な場合ございますので、別途ご相談ください。
- 2次加工
- お客様のご指定により、鏡面加工された板状硝子・丸棒硝子など、できる限りの対応を致します。